50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

中々 別れられない

携帯見てやろうと思ったけど、
見れなかった。こわくて。

それでも、「終わりにしよう」って事は言ってみた。

俊「雪子がそう決めたのなら、
自分は強要出来る立場ではないから
終わりになっても仕方ないと思う。
だけど、最後に1度だけ会って、
話しだけさせてほしい。
その上で最終的に雪子が別れを決めるなら、
俺は従うしかないと思う。」

雪子(私)「もう会わずに終わりにしたい。」

俊「どうしても?」

雪子「どうしても。」

俊「じゃあ、荷物を取りにだけ行かせて」

雪子「宅急便で送るよ」

俊「わかった。じゃぁ、とにかく日曜日荷物だけ取りに行くから。」

雪子「…………(人の話し聞いてんの?)」

ここで彼独自の営業力の高さを発揮してくる。
言い方はソフトで相手を尊重する素振りを見せながら、最終的には自分の要望を強引にでも押し通す。

ダメだ。中々別れてくれないかも、この人。
私だって本当は別れたくない。
だから押しきられると
受け入れてしまう。

けれど、それはただの寂しさからであって、
付き合い続けて何一つメリットが無い処か
デメリットだらけなのよ。
わかってるんだけど。
断ち切るのって難しい。
新しい恋人でも作らなきゃって思うのに
他の人に目を向けられない。