不倫の上に二股が発覚⑥手切れ金を請求
もう本当に終わりだ、となれば、
容赦は要らない。
散々騙されて、傷付いて、遊ばれて、
ハイさようなら、とは出来ない。
無駄な時間にはしたくない。
私「あとね、散々騙して利用された慰謝料がてら、手切れ金を請求します。3日以内に、200万円を口座に振り込んでください。」
俊「え、そんなお金無いよ。」
私「3日以内に入金確認出来なければ、あなたは私どころか、奥さんもサナも、仕事も、全て確実に失います。」
俊「脅してるの?」
私「さあ?知りません。とにかく用意してくださいね。」
俊「待ってよ。責任は感じてるから、誠意は見せていきたいと思うよ、でもいきなりそんなお金は用意出来ないよ。」
私「プロ★ス行けば借りられますよ。それかクレカ3枚もあれば200なんてすぐに用意出来るでしょ?お願いしますねー。」
俊「待って、そんなことしたら嫁にもバレるし」
私「あー、ハイハイお嫁さんにバレたらまずいですもんね!お嫁さんが1番だものね!
でもね、容赦はしませんよ。3日以内でお願いします。これ以上怒らせないで。」
俊「何でそうなるんだよ。」
私「あ、あとね、あなたが会社に対してしている事も、全て本社に告発する準備が整ってるから。
それじゃ、大好きな俊ちゃん!よろしくお願いしますねー。愛してるわ!」
俊「バカにしてるの?」
私「うん。あなたが私にしたようにね。」
俊「俺は純粋に雪子を愛してるだけなのに、そんな事言うの?」
私「暴かれてまずい生き様をしてきたのはあなたの責任。暴かれるような事を私にしたのもあなたの責任。自業自得でしょ?」
俊「そうだけどさ。でも、待ってよ。」
私「待たない。もうリミット。」
俊「払わないなんて言ってない。でも相談させてよ。」
私「それなら分割方法でも示してもらえますか?
怒らせ過ぎると最悪、お金なんか要らないからあなたを潰す!となったら最後よ?さっさとして?」
俊「どうして……」
私「最後にデートして、思い出を作ってお別れしましょ、なんてチンケなドラマみたいに綺麗事で終わるとでも思った?」
俊「そんな事は無いよ…」
私「そうやって、女性を軽視してバカにしてるから、許さない。痛い目みないと、この先も私みたいな被害者が続出するもの。」
俊「やらないよ。それにバカになんてしてない。」
私「しらない。いいから、入金よろしくね!
私もこんな事したくないんだけど、どうしても気が収まらないから、ごめんね。」
俊「今夜、仕事終わったら話をさせて。ちゃんと誠意は見せるから。踏み倒すとか逃げるなんて事はしないから。」
私「深夜は新しい彼氏と電話する予定だから断るわ。」
俊「わかった。じゃあ近いうちに話をさせて。」
私「わかりました。」