修羅場を迎えた【会社へ暴露】
家族会議でフルボッコされた俊。
奥はプライドズタズタ、
パニック状態。
奥の親から「まずは、不倫女達とケジメをつけてこい。」と言われたそうで。
俊「静岡の女とも来週中に別れて来るよ。」
私「へぇ、私が4ヶ月前から静岡の女の存在に苦しんで、もがいてるのを目の当たりにしても、何度も何度も懇願しても別れてくれなかったのに。奥にバレたらアッサリ、バッサリなんだね。やっぱりね。」
俊「もう少しで別れる所だったんだよ。段階を経たかったんだよ。だから、この先俺には後悔と、静岡への気持ちは残ると思うよ。」
私「そうですか。知ったこっちゃないわね。」
俊「雪子とは別れたんじゃなくて、一方的に捨てられたんだ。」
私「そんなのどうでもいい。」
往生際の悪い男だなー。
そうだ!
私「奥さん、しゅんたんから聞きました、家族会議おつかれさまでした。次は、会社へしゅんたんの不正を告発しますので、心のご準備を。おそらく、損害賠償請求など来ると思います。」
ポチ、送信。
てかさ、家族会議の時になぜ、
不倫女(自分で言っちゃうけど)とこれ以上連絡を取れないように、
スマホ取り上げたり、
削除させたりしないんだろう?
連絡取り放題、情報ダダ漏れ。
私「じゃ、次は会社イきますね。」
俊「もう、手を緩めてくれないんだね。」
私「はい。」
俊「雪子の望む通りにすればいいよ。俺は終わった。全て終わった。」
私「はい。お疲れさまでした。」
会社の総務へ電話。
私「社員による、不正の告発です。私、◯◯俊に独身と偽られて不倫関係にありました、雪子と申します。」
担当者「専門部所でお伺いします。」
詳細は省くけど、俊の不正行為と、
不倫をバラしてやった。
その音声録音を、俊へ送信した。
俊「そうか。もうこれで来週から捜査が始まるよ。雪子の望む通りだよ。高みの見物でもしててくれ。」
私「そんな所業は、いずれバレてたわよ。確実に背任的な不正行為ですからね。あなた、本物の悪だわ。」
その時なんと友人は、
同時に告発文書を本社、
各支店に一斉に郵送していたのでした。
私「どうぞ、恨んでください。
私を苦しめた最後の復讐です。もちろん楽しい時もあったけどね。」
俊「わかったよ。ごめんね。それと、今まで本当にありがとう。俺が悪かったんだよ。それから、雪子を恨むことは無いよ。全ては俺の責任だから。」
不倫二股を綺麗事で終わらせて、
自分は何も失わずに家庭に戻って奥さんと安泰、仕事も順調、なんて
虫の良い事はさせませんよ。
まぁ、振られたわけでも無いんだけどね。
ただ、疲れただけなんだけどね。
普段から、奥さんと同等の愛人お手当てでも出てれば、とか手切れ金でも支払えば、
こういうのって丸くおさまるんだと思うけどね。どうしても黒い感情が沸き上がるよね。
全てぶち壊して、恨まれて、嫌われて、
サヨナラしようと思った。
お互い、2度と会いたいなんて思わないように。未練を残さないように。