50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

超水面下3度めのデート

昨日の朝早く出て、俊と会った。

今、お互いの家は

電車で3時間掛かる中距離不倫。

だから、中間地点の東京で会う。

 

昨日の朝4時に起きて、

お弁当を作って、俊に会いにいった。

東京駅に俊が車で迎えに来てくれて、

そのまま大きな公園に行って、

ベンチに座ってお弁当を食べた。

 

 

 

秋晴れの爽やかな風が心地良かった。

暖かくのどかな風景、

トンボが飛んでる。

 

二人でおにぎりや唐揚げを頬張って

他愛の無い話をしてくつろいだ。

普通の恋人みたい。

幸せなひととき。

 

俊に仕事の電話が入ると、

背中に耳を付けて声の振動を感じてると、

何だか一生懸命さが痛々しくて。

 

俊が仕事で成果を出すことが

奥との生活を充実させることになると

わかってるから

本当は嫌なんだけど、

でも、がんばってる俊を

応援したい気持ちになった。

 

昨日の俊は、とても饒舌だった。

いつもは会話に困るくらい

あまり話さなないのに、

次から次へと

仕事の話、仕事の人間関係の話、

色んな話が無理なく出てきてる感じだった。

 

なんだか、

私に心を開いてくれてる気がして、

嬉しかった。

 

途中、仕事の電話が入って

「ごめん!雪子、2時間だけちょうだい」

って言われた時、内心「なにそれ!」って

ちょっとムッときたけど、

 

気を取り直して、笑顔で快諾した。

「忙しい中に私に時間を作ってくれてるんだもの。ありがとう。」

「お仕事の邪魔にならないように、待ってるよ」

って。

 

一次的に浮かぶ感情、行動は

即表現しない事。

これ鉄則。

これをしないと、その辺の

その他大勢の女と一緒になっちゃう。

 

普通は、

「えー。なにそれー。デート中なのにぃ?!

ヒドイ。私大切にされてなくない!?」

って自分の事、感情を優先して言っちゃうでしょ。

 

ここで、相手の事を優先して考えるの。

 

相手は何て言ってほしいのか。

どう対応してくれたら嬉しいと思うのか。

それを瞬時に考える。

 

始めはポーズで無理してやっていても、

それがそのうち、

本当に相手への思いやり(ぽく)なってく。

 

都合の良い女?

それでも全然いいよ。そんな事で

私のアイデンティティが脆くもくずれそうになるほど、私は弱くない。

 

利用されてる?

それも全然オッケー。

私に利用する価値があるなんて、

その価値を見付けてくれてありがとう。

とても光栄ですわね、

じゃんじゃん利用してって思う。

 

都合の良い女になりたくない、

利用されたくない、

って防御してガチガチになるよりは、

オールオッケーの方が気が楽よ。

 

2時間待っていたのが、

3時間になった。

カフェでお茶をしたり、お散歩をして、

それなりに楽しんだ。

 

「ごめん雪子!遅くなっちゃって!今迎えに行くから!」

 

「はーい、慌てなくて大丈夫よ。笑」

「安全運転してきてね。」

 

俊のホッとした顔。

こんな時、奥には

責めたりナジられる事が多いんだろうな。

 

そんなので、車からホテルまでは

会話が弾んで

心地よいドライブになった。

 

いつもは夜18時頃には一旦ホテルを出て

帰宅に向かう俊が、

昨日は21時頃までホテルにいたから、

相当気分が良かったみたい。

 

「雪子を愛してる」「大好きだ」

って何度も何度も言ってた。

 

でもね、気を抜くと

「帰りが遅いじゃない!!」

「何してたの!!」

って、奥が鬼の形相でGPSを突き付けてくるから。こういう些細な事で

水面下での復縁を疑われちゃうかもね。

 

何も知らない奥は油断して

夕食も作らずに不機嫌なまま

家でボーッっとしてるんだろうな。

その間に不倫相手は、

手料理でお弁当を作って公園デートしたり

めいっぱいの笑顔で可愛い女になろうと

努力してるわけ。

 

立場は2番目でもいいよ。

1番愛されてるのは私と確信してるから。

 

今日も、早朝に俊がホテルに来る予定。

一緒に朝食をとって、

また俊の仕事場近くまでドライブして、

お昼過ぎに駅に送ってもらう。

 

1ヶ月に一度のデート。

今日も思いきり俊に甘えよう。