50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

虚構の不倫世界を楽しまなきゃ

今、携帯を20回線くらい持ってるから、

毎日電話番号を変えて、 

俊と連絡を取ってる。

 

毎日、何度も俊から電話がくる。

 

来週は俊と都内のホテルで会う予定。

朝7時から夜19時まで、

「リモートワーク応援プラン」

なるホテルの日帰り滞在プランを利用します。

 

「仕事行ってくる」

って言って早朝に家を出て、

都内のホテルで。

 

3回も不倫がバレて修羅場になって、

もう別れたはずの不倫相手と過ごすわけ。

 

奥は狂言、死ぬ気もないくせに

自殺未遂して消防、警察、

両家両親巻き込んで大騒ぎして、

数日間入院した後、

うつ、パニック状態で

レジ打ちのバイトにも行けず、

GPSにへばりついて俊を監視しながら、

ジーッと部屋で待ってるだけなんだって。

 

怒るわけでもなく、笑うわけでもなく、

ただ俊を責めて、

時々過呼吸になって。

俊は、地獄。限界。って言ってた。

 

今、毎日俊は奥と暮らす部屋に帰ってはいても、

私は俊の心を掴んでる自信がある。

愛されてる自信がある。

愛せる自信もある。

 

私は、俊を責める事をしないと心掛けてる。

俊を立てて、褒めて、甘えて、

最大に理解を示して、

気持ちに寄り添い、

いつでも100%俊の味方で、

俊を心から応援する。

 

俊に対して嫌な事があったら、

感情的に怒ったり泣いたりせず、

 

「こういう事されるのは悲しい気持ちになるから、しないでほしいの。お願い。」

 

と静かに気持ちを伝える。

 

何も無くても

元々帰りたくなかった奥との部屋に、

更に嫌さパワーアップして帰りたくない俊。

 

義務だからイヤイヤ帰る。

 

私には義務も何も無いのに、

周囲を裏切ってまで、

大きなリスクを背負ってまで、

わざわざ時間を作って会いに来る。

 

荒れ放題、散らかし放題の部屋で

料理もせず バイトにもいかず

グチグチ恨みつらみで

GPSや携帯を監視する奥。

 

きっと今頃俊は、そんな奥の横で

ワクワクウキウキして、

ホテルを検索して、

着ていく服を選んでるんだろうな。

 

2ヶ月前の修羅場直後は、

 

「もう、ここまで来たらもう無理だ、

会えないよ。」

 

「全部バレた。もう駄目だ。会いたくたってもう、会えないよ。」

 

って言ってたのにね。

 

一挙手一投足監視してる奥は、

俊のその変化に気付くはず。

 

私はまた、

ホテルで過ごす様子のSNS投稿をして、

端々に俊のバッグやスマホ

外した時計、

脱いだワイシャツなんかを写り込ませて、

奥を挑発するのです。

 

高層階のホテルで朝からワイン飲んで、

甘〜い時間を過ごして、

私との夢みたいな時間と、

奥と地獄みたいな現実との落差を

確実にどんどん広げていってあげる。

 

ずっと男兄弟、

男社会だけで生きてきた俊は、

生身の女を知らないし、解ってない。

 

だから今、まさに生身の女の

一番醜く汚い部分を無様に晒してる奥は、

俊にとって忌わしく恐怖でしかないのよね。

 

私は、男性が理想とする

生身では存在しないであろう女性を

演出し続ける。

 

それも楽しいよ。

どうせ不倫なんだもの、

現実になんて向き合う必要無いの、その時間は。

せっかくだから、

理想的に作り上げた虚構の世界を楽しまなきゃ。