50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

俊への独占欲を手放そう

俊のプライベートの真実を知りたい欲求を
手放した事で、
目の前の俊を精一杯愛せるようになった。

GPSで「二股相手の所にいるんだー。」
って嫉妬に狂った時は、
俊に会ってもグズグズ嫌味を言ったり、
不機嫌な態度をとったりして
どんどん嫌な女になっていってた。
得意の料理もする気になれない。

それでは俊の居心地は悪くなるばかりで逆効果。
居心地が悪くなれば、
俊は離れていくだろう。
奥さんとも二股相手とも戦えない。

全て手放して、
私に出来る、最大の愛情表現をすることにした。

「俊はそのままで、それでいいの」

一緒にいる時間は、
とにかく笑顔で俊を迎え入れて楽しんで、
甘えて甘えられて、精一杯尽くして、
最高のお料理でもてなして、
たくさん愛を囁きあってセックスに没頭する。

居心地の良い場所に、男は行くでしょう。

知らなくて良い真実

携帯見たり、GPS付けたりしてみたけど、
もうやめた。

自分が知らないこと、
見えないことは、
存在しないという「ポリアモリー」の考え方。

「彼が最近冷たい」
「中々会ってくれない」
「どうしても不審過ぎる」

などで、別れたいなら
知っても良いと思う。

でも、一応、目の前の彼が、
自分と居るときは精一杯愛してくれて、
たくさん愛の言葉を囁いてくれてるのなら、
彼の事が好きで
まだ付き合っていきたい、
別れたくない、というのであれば、
携帯は見ない方がいい。
GPSも付けないほうがいい。

初めて俊の携帯を見た時は、
まだ私は俊が言うように独身だと思っていて、
それでもやたらと住所を教えようとしなかったり、名刺を中々もらえなかったり、
忙しいにしても程があるでしょ、
というくらいに休日が謎だったり、
と不審な言動が多かったから見たら、

まさかの既婚者。
その上二股。

でもね、彼の浮気癖は病的と思うから、
離婚や二股との別れを迫って
俊にこれ以上嘘をつかせるより、
俊の自由にしてもらうことにした。
俊は私の所有物じゃないから、
俊の意思で行動すればいい。

その結果、いずれ私が捨てられる事になっても、
それは俊にとって私の価値と評価の選択であって、
責めることじゃないと思うのね。

より良き相手、
魅力的な相手を探し求めるのは
誰もが持つ強い本能で、
それは法律やなんかで制御しても
欲は増すばかりで抗い難い。

「それじゃ動物だ!私達は人間なんだ!」
といってもね、
やはり人間も動物なんですよ。

私がもし奥さんになったら、
立場が変わった途端に
権利を振りかざすかも知れないけどね笑。

拭えない猜疑心

俊は、女を自分に夢中にさせるために
歓心をかおうとする言葉を使う。

「君だけが好き」
「愛してる」
「支えたい」
「初めての気持ちなんだ」

それを言われたら大抵の女は、
これ程愛されてるなんて!私は特別!
と俊に魅了され、
何事にも耐えて尽くすようになる。

けれど、それほど言ってる俊が、
他にも女がいて、別れる別れる言いながら別れず、
尚且つ奥さんもいて、
発覚しそうになったら取り繕う為に
嘘をつかされて、
奥さんに謝罪させられた。

言葉に行動が伴わない時、
行動を見よ。っていわれてる。

俊は女の歓心をかって
常に自分に気持ちを向けさせ、
都合良く相手を振り回しても
何も言わせない為に、
愛の言葉を囁いてるのかもって思う。
さほど愛は無いんじゃないかって。

他の女にも同じこと言ってるんだろうなって。

冷静になると、
「この男と将来一緒になっても、何のメリットも無いどころか、女好きは治らないだろうし、
一生女関係に悩み続けるんだ。
働いてるわりにお金無いしケチだし。
何より嘘つきだし。
信用出来なくて、尊敬も出来ない。
あそこが使い物にならなくなって、
セックス出来なくなったら、
この男を愛せる?愛す価値ある?
早く冷めないかな」
なんてことも思ってしまう。

ただ、私達の結末を見届けたい気もする。
奥さんもよく我慢してるよね。
俊の浮気に気付かないわけないもの。

不倫のクリスマス

23日の夜に、俊から宅急便で
クリスマスケーキが届いた。

それまで
「不倫二股なんてもう耐えられない!」
「クリスマスに遊園地行ったらもう別れる。
もう限界。俊の雪子はもう居ません」
などとまた(もうこんなの何度も何度も繰り返してる)荒れてた。

俊は「雪子は特別なんだよ。お願いだからもう少し待ってよ。
二股とも年明けには別れると決めてる。
俺は雪子を選んだんだよ。」

と食い下がる。
慣れたものよ。

ケーキごときでちょっと機嫌を直しちゃう私も私なんだけど、二股にも送ってるんだろうな。
と疑心暗鬼。

その夜俊がお店にきて、
一緒にケーキを食べてシャンパンを飲んで、
結局なんだかんだ言って楽しく過ごした。

翌日は遊園地。
俊は会社を休んでくれた。
デートらしいデートをあまりしたことがないから、
朝から出掛けるのはとても嬉しかった。

普段饒舌な私でも、
車の中で話すことが見つからなかった。
今後の二人の展望とか将来の話もする気にならないし、仕事の話もしたくない、
世間話も浮かばない、
俊とこうしてクリスマスを過ごせるのは嬉しいけど、気分はどんより曇ってる。

そしたら俊がしりとりを始めた。
本当に相手との距離、空気を掴むのが上手い人。

そのうち遊園地に到着して、
まぁそこそこ楽しんだ。
私にはもう遊園地は合わない年齢だと思った。
はしゃぐ気にもなれず、
少し疲労して、
早々に切り上げた。
期待してたイルミネーションは、
さほどでも無く、どうでもよくなってた。

俊が期待するような喜び方や、
はしゃぎ方は疲れるからしなくていいやって思った。

帰りの車の中で、
俊が真面目に語りだした。

「えっとさ、ちょっと聞いて欲しいんだけど」

「雪子のこと、本当に愛してる。手放したくない。初めて心から愛せてる。」

「雪子を独りにはしない。俺が雪子のそばにいて、雪子を支えたい。」

「雪子は違うんだよ。その他と違うんだよ。」

私は遊園地の疲労を残したまま、
特に大きなリアクションもせず
「うん、ありがとう。」
とだけ答えた。

帰ってから、何度も激しいセックスをした。
相性が本当に良いから
何度しても何度しても貪欲になる。

俊の肩から腕、背中は
私の引っ掻き傷だらけになってる。
私の太股や腕も俊が強く掴んだアザが付いた。

翌朝は早朝に新幹線で帰ると言うので、
私は夜中に起きて、
俊にお弁当を作った。
ワイシャツにもピシッとアイロンをかけた。

俊は家庭的なこととか、
手料理を欲してるから最大限に応えてあげる。

焼き鮭に卵焼き、のりおかかご飯、
俊の好きな酢の物、煮物、
野菜たっぷりなヘルシー弁当。

奥さんも二股相手もここまではやらないだろうな~。って所までやる。
しかもね、決して恩着せはしないのよ。
あくまでサラリとね。

多分、奥さんは朝起きるだけで
寝ぼけたままボサボサな格好で
「ごめ~ん、朝ごはん」
て玄関まで送り出すくらい。
「いいよ、コンビニで買うから」
っていうのが想像出来る。

二股も、話を聞いてると家事は苦手そうだから、
前日にコンビニで何か買ってきておく事くらいしかしないと思う。朝食もろくに作らないと思うし、
作ったとしてもショボいグチャグチャのスクランブルエッグにソーセージ焼いただけ、とか。
それを乱雑にお皿に乗せて「はい、どうぞ。」
そもそもお弁当を作るアイテムが無いでしょうね。

私はその辺、完璧。
朝食はホテル並のバリエーションと盛り付け。
お弁当も、本当に美味しくてヘルシーで豪華。
男が理想とする、
絵にかいたような食事を短時間で用意する。

彼女らは、比較されてることに気付いてない。
気付かない鈍感な女達。
優しい俊に甘えきって安心して
何の努力もせずダラダラ
あぐらをかいてると、
捨てられるのは目前よね。

一緒に人生を添い遂げたいかどうかは別として、
私は必ず俊を略奪してみせる。

GPS付けてみた

俊は、やっぱり女好きなだけの男。
平気で嘘をつく。
自己中、自己保身。
今この空間さえ良ければいいっていう、
現実逃避の快楽だけを求める楽観者。

GPS付けてみました。
案の定、私と会った後に二股彼女の所に行ってる。

私も、独占欲とか色々出てきて
俊は女性がうっとりするような雰囲気や、
言葉を惜しみ無く注いでくれるから

独占したくて苦しんでたけど、
それはもう諦める。
目の前にいる俊だけでいい。
セックスフレンドでいい。

この人とは本当の信頼関係は作れない。
というか、本当の信頼関係は、
既に奥さんと出来てるからね。

まぁ、もちろん、俊も信頼関係なんて作る気が元々無いから
言葉遊びで「一生離れない」
なんてムードを盛り上げる為に言ってるだけだとわかった。

少しずつ冷静になってきてる。

大阪➡️神奈川 「今から会いに行くよ!」

先日、私の経営するスナックで、
ちょっとしたトラブルがあった。

泥酔客と揉めたんだけど、
私に入れ込んでるお客さんが、
最近ストーカーみたくなってきていて、
誰に相談するでもなく、
実はひそかに困っていた。
その日は店内でそのお客さんに
「殺すぞ!」「犯すぞ!」などと恫喝され、
さすがに参っていた。

その事を俊に愚痴っていて
ちょっと泣いてしまった。
普段気の強い私は
人前で泣くなんて事はほとんど無い。

心配した俊が、
「あと四時間くらい、待ってられる?」
「待つって?何を待つの?」
「今から雪子に会いに行く!」
「えっ?!今からって俊今どこ?」
「大阪だよ。でも雪子が心配だから。会いに行く!」
時刻は夜の23時。
大阪➡️神奈川まで、今から車で来ると言う。
俊「っても朝早いんだけどね、とにかく行くよ。」
私「本当に!?嬉しい。来て!」
俊「すぐ出るよ。待っててね!」
私「やっぱり俊は王子様だね」
俊「任せて!」

まるで10代の頃の恋愛みたいな。

三時間半で、俊が到着した。
「雪子、これ」
手にはリンゴを2つ持っていた。
部屋を飛び出る時に無造作に掴んだのだろう。

部屋に入ると、
俊は私を抱き締めてくれた。
私「頼れるのは俊しかいないから。嬉しい。」
俊「雪子が心配だよ。」
少し話をして、二人でベッドに入った。

その日の俊は、やけに興奮していた。
精力絶倫な彼は、
抜かずの5発など当たり前なんだけど、
とにかくいつもよりも攻撃的で、興奮していた。

他の男の存在に嫉妬とか優越感とか、
独占欲とかが交差して、
私を独占している!と証明したくてたまらなくなったのかも知れない。
「雪子は俺のもの!俺だけのもの!」
「ダメ!雪子離れちゃダメ!」
と何度か言っていた。

セックスの最中に、よく俊は
「雪子は誰が好きなの?」と聞いてくる。
「俊が好き。」

「どのくらい好き?」とも、よく聞いてくる。
「世界一好き」

これはもうお決まりの合言葉みたくなってる。
一晩で20回くらいしたかな。
ろくに睡眠も取らず、
アラームで目覚めて飛び起き、
早朝に俊は部屋を出た。

そんな時、移動する車の中でも食べられるように、
私はおにぎりやサンドイッチを作って
俊に持たせてあげる。
奥さんも二股の彼女も、
料理はほとんどしないのと、
あまり得意ではないようなので、
ここは私の腕の見せ所。

これを食べたら、コンビニのお弁当なんて食べられなくなるくらい美味しいと自信がある。
10分以内で手際良く作り、
ほかほかのお弁当を俊に手渡す。

男の人って、こういうの本当に喜ぶのね。
学校へ行く時に母親に見せるような
小さな男の子みたいな笑顔で受け取る。

話は戻るけど 俊は、
その泥酔客と私の間に
何かあったのかと思ったのかも知れない。
翌日からも、「あの客は来てない?」
「店は終わった?外出は控えてね。」
などと心配していた。

もしかしたら、って
ちょっと気付いたんだけど、
俊が不倫の上に二股をするのは、
彼の性癖かなって思った。
「あの人も好き、この人も好きってしてたら、
いつのまにかこうなっちゃった」
ではなくて、あえての不倫二股。

気分の転換を必要としているのかも。
それはまた分析していこうと思います。

それと、週末にまた俊が遊びにくるので
俊の持ってきてくれたリンゴで
アップルパイを作ろうと思います。

不倫デート

なんだかんだ、別れない私達。

俊とのデート。
大阪まで私が行って、
イルミネーションを見たり食事したりして、
帰りは俊が車で神奈川まで一緒に来てくれた。

多忙な俊は、「眠い」と言って
運転しながら歌を歌ってた。
私は助手席で寝ちゃうんだけど、
俊は、私が大人らしい気を使うより、
子供みたいに無邪気に
自由奔放に勝手気ままな行動をすることを喜ぶ。

無謀なわがままを言ってみたり、
感情的になって怒ったり泣いたりしてみると、
俊は喜ぶ。