50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

彼を断って4日目

なんとなく過ごしていけてる。
今までは3日我慢するのが限度だったから、
第一関門は乗り越えた。
次は1週間我慢出来れば。。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、
半年、1年、2年、3年。
3年経てば忘れられると思う。

俊との恋愛を、消化するために、
別れて良かったと自分に言い聞かせるために、
愚痴なども含めて 思い付いたことを
書き連ねていこうと思います。
暇潰しにも取るに足らぬ、
くだらない内容になると思いますが、
どうぞお付き合いいただけましたら嬉しいです。

この不倫関係を続けるのは
大きなストレスで、デメリットしかなかった。
月に5万でも10万でも愛人お手当てを貰っていれば、多少不満を抑えて我慢もできたし、
会社へリークすることも、
奥へ暴露することも無かったんじゃないかな。

それと、私が欲しかったのは、
休日の恋人気分。

夕方、薄暗い日暮れ時に各家々に明かりが灯り、家族で賑やかに食卓を囲むであろう時間帯、とてつもなく寂しくなる時がある。
孤独に耐えられなくなりそうなその時間帯を、いつもジッとこらえていた。

でも俊がいて、会えるとき、
その時間帯は俊との料理を準備する
ワクワクしてあたたかい時間に変わっていた。
「一人じゃない。誰かが私を思って、私に向かって来てくれている」

こたつに入って鍋をして、
ビールを飲んで、テレビを見たり、
とめど無い話をしてほろ酔い気分で甘える。
ごくごく普通の恋人同士の時間。
理想的な休日。
とても幸せだった。

奥の元に戻る事になったら、
それが出来なくなる。

奥にばれないよう早朝に来て、
夕方には帰るという。
そんなデート嫌だ。

深夜までの営業でお酒が残っていて
早朝は起きるのがつらいというのに、
一銭ももらってないのに朝食を用意しなければならないのも苦痛でストレス。

その上疲れて眠いのにセックスに付き合わなければならない。俊は性欲が強いから、
1回では終わらない。
それも面倒くさくて苦痛になってきた。

そうこうしているうちにお昼。
眠い、寝なきゃ、とウダウダしてても
きっと俊は「せっかく来たのだから」
と、イチャイチャしてくるだろう。
何度もセックスを要求してくるだろう。
お昼ごはんも作らなければならない。
疲れるに決まってる。

買い出しや掃除、洗濯もしなければならないのにそれも出来ず、開店準備をしながら
夕食も作らなければならない。

デートに費やす時間は、当日だけじゃない。
そしてその食材の購入やメニュー考案は、
前日までに済ませなければならないから、
前々日くらいから準備を始める。

好きがピークの時は、
その時間さえ惜しむことなく楽しめた。

それが段々面倒になってきた。
食費も、自分一人だったらこんなの買わないのに。ビールも飲まないのに。

せめて飲み物くらい手みやげで買ってきてくれても良いのに。手ぶらで来るか、
何か持ってくるとしたら
貰い物のリンゴ1つとか、
貰い物の缶詰め1つとか。
余り物らしき前日のケーキとか。

それでも、「雪子に食べてもらおう」
と私の顔が浮かんで、とっておいたんだなぁ。
と思うといじらしい気もしたけれど、
やっぱりちょっと違うよね。
大切にされてる感薄いよね。
ケチだよね、セコいよね。

お金が有るであろう時にそれだから、
これからはもっと酷くなっていったでしょうね。

でもそこにも私の打算はあって、
普通ならそんな男にイライラしてきて
何か文句の1つでも言うと思う。
喧嘩になるかもしれない。

でも私は何一つ言わず、
ニコニコと許容してきた。

夜中に「お腹減った」と言えば
パパッとお蕎麦を茹でたり、
親子丼を作ったり。

朝、仕事に行く俊は車で2時間ほど運転するので、食べやすいお握りやサンドイッチを作って、栄養補給ドリンクを添えたり。
「俊、安全運転してね、愛してます」
なんてミニメッセージを添えてね。

お金のことも一切言わなかった。
言わないで、どれも最高級の食材とお酒を出してきた。

それは、奥や、その他の女と比較を意識してのこと。普通はそこまでやらないし、出来ないと思う。だから完璧にやった。

そして、私を失った時により後悔させるため。
「雪子は良かった」
と思い知って、延々と気持ちを引きずらせるため。

今までの彼氏にもそうしてきた。
彼らは3年も5年もずっと私をひきずって、
「他の女と付き合っても、どうしても雪子を忘れられない」
って復縁を望んできてた。
それで戻ったことは無いけどね。

さあ、今日も俊に連絡しないように頑張ろう。