慰謝料請求されない理由

慰謝料請求が来ないのは、
俊が必死に止めてるのだと思う。

それは私を庇っているようでいて、
本当は、俊自身の自己保身の為以外の
何物でもない。

慰謝料請求となれば、
好戦的な私が

「奥さん、証拠が足りないでしょ？」

「私と俊のセックス動画差し上げましょうか？激しいですよ。」

「俊からの熱々なラブレターも公開しますよ」

「あなたの事、私には何て言ってるか。証拠全部出しても良いですよ。」

「慰謝料請求でも裁判でも何でもしてください笑」

等と既に私が奥にメールで言ってるから、
もっと酷い夫の裏切りの現実を、
奥は直視しなければならなくなる。

まず結婚生活の継続は不可能になるでしょうし、奥は完全に精神崩壊するでしょう。

だから、雪子に慰謝料請求はしない。
したら最後。

はじめは

「嫁が、雪子に誓約書書いてもらいたいって言ってる」

って言ってたから、
「誓約書なんて中途半端な事してないで、裁判でも何でもしたら？祭りね、楽しくなるわ。」

「ま、いつでも来たら良いわよ笑」

って返したの。
一般的な女性はビビるのでしょうけど。
私は慰謝料請求も裁判も怖くない。

ただ、俊を失って、
一人寂しさに耐える事だけが怖い。

もう失ってしまったけどさ。
一人で寂しさに耐えてるけどさ。

俊からまた復縁しようと言われたら、
復縁してしまうと思う。

また、出口の見えない狂気の不倫、
ツラくて苦しくて悲しい、
不倫の世界にたやすく舞い戻ってしまうと思う。

「多分お互いに悪いようにしかならないから、会わない方が良いと思うんだ。」
って俊も言ってた。

きっと、俊は私以上に苦しんでると思う。
現在 懲戒解雇で無職、
失業保険を受け取りながら、
1億円横領の返済。

生活保護を受けないと生活出来ないほどに困窮してきてると思う。

そこに嫁の精神崩壊。
週3日のパートにすら行けない状態で、
24時間 荒れ狂う。

普通に無理でしょ。

離婚しちゃえば良いのに、と思う反面、
そのまま地獄を徘徊し続ければいい。

結婚した頃の可愛いらしい嫁の姿が跡形も無くなり、
鬼の形相で半狂乱に喚き散らし、
荒れ狂う醜態を毎日見続けて、
夫婦そろって衰弱していけばいい。

二人して強い精神安定剤と睡眠薬で薬物中毒になっていけばいい。

共依存の共倒れ。
ざまぁみろ！と思う。

独身と偽り私を騙して、
将来をほのめかして私の心を弄び。
都合が悪くなれば 私に罪を着せて謝罪させ。
捨て駒よろしく、私を当て馬 噛ませ犬にして
利用した挙げ句に
あっさり身を翻して家庭に戻った。

そんなふざけた男への恨みと、
私の味わってきた屈辱。

不倫終わらせました、
はい、家庭に戻って何事も無く
ハッピーな生活を続けます♪

なんて許すわけ無いじゃない。

俊には帰る場所があって、
待ってる人がいて、
私はただ孤独に戻って寂しさに耐えるだけ、

なんて許すわけ無いわよ。

壊してやるわよ。

暴いてやるわ。

だから復讐してやったの。