50歳独身女と32歳既婚男の不倫日記

既婚者と知らずにお店のお客さんとお付き合い。既婚者と発覚してからも別れられず現在に至ります。

不倫の上に二股が発覚④別れ話

私「そして、あなたのその中途半端で見当違いな優しさが、周りを傷付いけてく。そんなの優しさじゃない。不幸を振り撒くだけ。」

俊「そうだね。俺なんかが人に優しくするべきじゃないんだ。」

私「そうね。」

俊「俺が雪子の店に行かなければ良かったね。
2度目に顔を出さなければ良かったね。嫁が居るって知られた時に別れてれば良かったね。出会わなければ良かったね。」

私「本当にそう思うわ。出会わなければ良かった。」

俊「それでも、今雪子を失う事だけは怖いんだ。
お願いだよ。離れないで。」

私「お別れします。」

俊「どうしても?」

私「お別れします。と言っても、別に巷の彼氏彼女みたいなデートらしいデートにも連れていってもらってもないし、ここでお別れしてもさほど生活ルーティンは変わらないんじゃないかしら。」

俊「それなら、最後に一緒にディズニーランドに行ってもらえないかな。彼氏らしいことを、最後に雪子にしてあげたいんだ。」

私「行かない。その手にはもう乗らない。
そうやって最後、最後、ってズルズル来てしまった。もう嫌なの。苦しいの。」

俊「ごめん。本当にごめん。」

私「私の事を思ってくれてるのなら、もうこんな暗闇のトンネルから解放してください。」