不倫の上に二股が発覚②俊を責める
嫉妬に狂った女は醜い。
わかっているけど、今回は我慢出来ない。
こらえられない。
私「11月から忙しくなるから、あまり会えなくなるよ」
俊「えー。それは寂しいなぁ。」
私「そお?あちこち女いるから大丈夫でしょ?」
俊「え?なに?どういうこと?」
私「名古屋のサナちゃんが居るじゃん」
俊「…………。」
私「もう、クリスマスにディズニーなんて行かない!ペアリングなんて要らない!!」
俊「待ってよ!話を聞いてよ!」
私「なぁに、サナちゃんて。」
俊「説明が難しいよ。」
私「本当のことおしえて。」
俊「サナと出会ったのは、雪子に出会う半年前くらいだよ。」
私「それで?」
俊「頻繁に会うようになったのは、ここ2ヶ月くらいからだよ。」
俊「彼女、子宮頸癌で、手術日も決まったんだけど、パニックになってて、どうしようもなくなってたんだよ。」
俊「元々臆病な人で、病院にも怖くて行けなくて、3年前から病院をすすめられてたけど、怖くて行けなかったらしいんだよ。」
私「怖くて病院行けなくて放置して悪化してパニックとか、バカじゃないの?そんなの自己責任でしょ。何を重症癌患者ぶってるのよ。笑わせないでよ。」
俊「元々性格が合わないっていうのはお互いにわかってるから、落ち着いたら別れようと思ってたんだよ。」
私「性格が合わないって?」
俊「いつも俺が彼女を支えてるばかりで、僕が傷付いたり落ち込んでいるときには支えてもらえない。心から癒されないし、落ち着かないっていうか。」
私「それでももう1年も付き合ってるじゃん。」
俊「俺の性分で、自分からそんなに好きという気持ちが無くても、相手からの気持ちで、つい動いてしまう。嫁にしても、サナにしても。」
私「ウソウソ!俊の言ってること全ー部ウソ!
男は、気持ちが無ければ動きませーん!」
俊「信じてもらえないと思うけどさ。雪子は、本当に自分から好きと思えるんだよ。」
私「うん。信じない。」
【次回へ続きます】